月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月22日(月)

ダニエル10章 平和を取り戻し、しっかりせよ

彼は言った。「恐れることはない。愛されている者よ。平和を取り戻し、しっかりしなさい。」 こう言われて、わたしは力を取り戻し、こう答えた。「主よ、お話しください。わたしは力が出てきました。」(ダニエル10:19)

 ダニエル書の終わりの三つの章は、ダニエル自身に示された一連の幻とその解釈です。ダニエルは、ペルシアの時代、イスラエルの民のエルサレムへの帰還が実現した後にも、バビロンに留まっていました。

 この時、ダニエルは、三週間にわたって嘆きと断食の祈りをささげていました。そして、チグリスの川岸で、一人の人の幻を見ます。その人は、体、顔、目、腕と足、話す声において、人びとを圧倒する輝きと迫力とを備えていました(黙1章13節以下参照)。そして、ダニエルはこの幻を見て苦しみ、力と言葉を失います。けれども、この人の子のような姿をした者は、手を差し伸べ、引き起こし、励ましの言葉を与えます。

 神の声を聞くとは、実は、恐ろしいことです。しかし、そのなかで、主は、「恐れることはない。愛されている者よ。平和を取り戻し、しっかりしなさい」と励まし、御言葉を聞く力を私たちに与えてくださいます。その御言葉を聞いて、「主よ、お話しください。わたしは力が出てきました」と語ることができるとは、なんと幸いなことでしょうか。

コントローラ

Copyright (C) 2010 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.