月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月8日(月)

ダニエル4章 理性が戻って来た王

その時が過ぎて、わたしネブカドネツァルは目を上げて天を仰ぐと、理性が戻って来た。わたしはいと高き神をたたえ、永遠に生きるお方をほめたたえた。
その支配は永遠に続き
その国は代々に及ぶ。(ダニエル4:31)

 夢による警告を受けても、王は王宮の屋上を散歩しているとき、バビロンの繁栄を自ら誇っていました。すると、夢の解き明かしのとおりに、まことの神は、王の驕りを裁き、直ちに王を獣のように変えてしまいました。驕り高ぶる者は、神の御前では人間としての理性を失った者で、獣に近い存在です。

 ところで、ダニエルは、「罪を悔い改めて施しを行」(24節)うようにと祈っていました。そして、「その時が過ぎて」、解き明かしの通りに、王は「目を上げて天を仰ぐと、理性が戻って来て」、「驕る者は倒される」(34節)と神を賛美します。王は、この試練の後に、「いと高き神こそが人間の王国を支配し」(22節)ておられることを悟るようになります。

 驕りから解放されるために、王は獣のような日々を送るまで身を落とさねばなりませんでした。ここに、驕りの根深さが示されています。そして、獣のようになっても、神を賛美する道が閉ざされていないことに慰めを覚えましょう。どのような中からでも、悔い改めることは可能です(ルカ15章17、18節)。

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