月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月8日(月)

出エジプト22章 憐れみ深い神にならって

寄留者を虐待したり、圧迫したりしてはならない。あなたたちはエジプトの国で寄留者であったからである。(出エジプト22:20)

 寄留者、寡婦、孤児、貧しい人は、社会の周辺で息を潜めて生きている人たちです。社会の真ん中を闊歩しているお金と力のある人びとの目からは、隠れています。しかし、神の目は、彼らに届いています。神の律法は、こうした者たちを保護する規定を定めています。

 彼らを抑圧してはならない第一の理由は、イスラエルもかつて寄留者という弱者であったからです。その体験を生かして、彼らの苦境を理解し、保護するのでなければなりません。第二の理由は、神が憐れみ深い方であるというそのご性質のゆえです。神は特に、ご自身の民に対して憐れみ深い方です。その憐れみを受けている者だからこそ、神が憐れみ深いお方であることを伝えねばなりません。

 弱さを抱えた人を抑圧してはならないという命令は、消極的な禁止規定ではなく、むしろ積極的に、弱い人・貧しい人への具体的な配慮を求めるものです。神の民の教会に生きる私たちは、この規定を特に具体的に適用する責任があります。教会が、主イエスを見つめ、憐れみ深い神にならって歩めるように、祈り求めましょう。

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