月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年10月14日(水)

士師12章 人の手ではなく主の御手に信頼する

「あなたたちに助けを求めたが、敵の手からわたしを救ってくれなかった。あなたたちが救ってくれることはないと思い、わたしは命がけでアンモン人に向かって行った。主は、わたしの手に彼らを渡してくださった。」(士師12:2-3)

 エフタはアンモン人と戦い、勝利を与えられました。しかし、その後、エフライム人たちがエフタを激しく責めました。なぜ、自分たちに共に戦おうと呼びかけなかったのか、と言うのです。エフタとギレアド人に対する妬みから出た抗争の言葉です。

 それに対してエフタは、アンモン人と激しく争っていたときエフライム人に助けを求めたが、助けてはもらえなかった、との事実を指摘しました。あの戦いのとき、エフタは人の助けに期待することなく、ただ主なる神の御手に信頼して戦い、勝利を得たのでした。私たちが信仰の戦いを続けようとするとき求められるのも、主の御手に対する信頼です。その信頼こそが、祝福されるのです。

 エフタはギレアド人を率いてエフライム人と戦い、彼らを撃ち破りました(4節)。しかし、撃ち破った同胞に対するギレアド人の徹底した殺戮(6節)は罪深いものでした。妬み・抗争・殺戮。士師時代は神の民が一致を失った暗黒時代でした(21章25節)。しかし、神はこのような民をも助け続け、その民を見捨てることはなさいませんでした。

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