月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年10月13日(火)

士師11章 神の裁きに委ねる信仰

「わたしはあなたに何も間違ったことをしていない。あなたこそ戦いを仕掛けて、わたしに不当なことをしている。審判者である主が、今日、イスラエルの人々とアンモンの人々の間を裁いてくださるように。」(士師11:27)

 士師エフタの物語(10章6節〜12章7節)で11章12〜28節は、ヨルダン東の土地の領有権についてのエフタとアンモンの王との論争です。

 ここで語っているのは、イスラエルの人びとが軽んじていたエフタという人物です。イスラエルの人々は自分たちが危険にさらされた時に、彼に協力を求めたのでした。エフタは民を代表し、戦いの大義を賭け、アンモンの人々がイスラエルに戦いを挑むことが正しくないことを、歴史を振り返ることで主張しました。

 エフタは、「この土地は本来アモリ人の土地で、それを主が自分たちに与えてくださった」と主張し、主が正しく裁いてくださるように、と語りました。彼は、単に自分の考えでアンモンの人々を論破しようとはせず、主がくださった恵みに固く立ち、主の裁きに頼って一歩も退かなかったのです。そして、彼はこの信仰に立ち、雄々しく戦い、勝利したのです。

 天国を受け継ぐ私たちの信仰の戦いはどうでしょうか。主がくださった恵みに固く立ち、すべてを知られる主に一切の裁きをお委ねする信仰の大切さを心に留めたいと思います。

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