月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年9月28日(月)

士師4章 主に期待しよう

だが、へベルの妻ヤエルは天幕の釘を取り、槌を手にして彼のそばに忍び寄り、こめかみに釘を打ち込んだ。(士師4:21)

 へベルの妻ヤエルが行ったこと自体は、今の時代の私たちには受け入れ難いことです。ただし、彼女の動機は、まことの神に従うということにありました。苦しみの中で叫び求める民の声に、主は耳を傾けてくださり、救いの御手を差し伸べてくださいます。

 4章の特色は、「鉄の戦車九百両を有し、二十年にわたってイスラエルの人々を、力ずくで押さえつけてきた」(3節)王ヤビンの将軍シセラが、へベルの妻ヤエルにより、命を奪われることにあります。シセラは、テントのなかで油断し、ヤエルは大胆に行動しました。この背後には、女預言者デボラの「主は女の手にシセラを売り渡される」(9節)という預言があり、それが成就したのです。

 家を守る普通の主婦であっても、神の目から見れば、敵の将軍を打ち倒せる力ある神の器です。神がご自身の民を救うためにお用いくださるのは、男子の戦士だけではありません。誰がどのように用いられるか、全く分かりません。私たちの思いを超えた神の救いの物語が、私たち一人一人に備えられています。

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