月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年9月1日(火)

エゼキエル34章 わたしは彼らのために牧者を起こす

「わたしは彼らのために一人の牧者を起こし、彼らを牧させる。それは、わが僕ダビデである。彼は彼らを養い、その牧者となる。また、主であるわたしが彼らの神となり、わが僕ダビデが彼らの真ん中で君主となる」(エゼキエル34:23-24)

 神は、イスラエルの人びとをご自身の民として選び、「わたしの民」と呼ばれ、その恵みの支配の中に入れ、助け導いて来られました。そして、かつては、モーセやサムエルなどの指導者に、また、時代が下ってからはダビデ王家(すなわち、彼と彼の子孫)に託されました。

 しかし、歴史の中のダビデの子孫たちは、神が彼らに託した神の民に対する重要な霊的務めを忘れて、さらには放棄しました。その結果、神の民は、時代の大きなうねりに飲み込まれ、外国の支配に入れられ、また外国に奴隷のように連れて行かれるという事態を招きました。

 そのただ中で、神は「わたしは彼らのために一人の牧者を起こし、彼らを牧させる」と、新しい時代の到来を約束されました。「牧者」という言葉は、「羊飼い」という意味と共に「王」を表す言葉です。この約束に基づき、ダビデの子イエス・キリストが遣わされました。彼こそ、「まことの牧者」です。また、私たちを神の民として回復してくださるまことの王です。どのような中からも、お救いくださいます。

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