月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年8月27日(木)

使徒24章 信仰の戦い

さて、二年たって、フェリクスの後任者としてポルキウス・フェストゥスが赴任したが、フェリクスは、ユダヤ人に気に入られようとして、パウロを監禁したままにしておいた。(使徒24:27)

 パウロを訴える者たちは、不誠実でした。彼らの訴えは悪意と偽りの産物でした(1〜9節)。ローマ総督も不誠実でした。正当な理由もなくパウロを監禁し続け、二年に及びました。ユダヤ人からは気に入られようとし、パウロからは金をもらおうとしました(26〜27節)。

 パウロは、不誠実な彼らに腹が立たないのでしょうか。彼らを相手にして、投げやりな思いにならないのでしょうか。しかし、パウロはあくまでも誠実でした。「私は、神に対しても人に対しても、責められることのない良心を絶えず保つように努めています」(16節)。

 パウロが、いつも誠実であり得たのは、神に対して生き、彼らと戦わなかったからです。「わたしたちの戦いは、血肉を相手にするものではなく、支配と権威、暗闇の世界の支配者、天にいる悪の諸霊を相手にするものなのです」(エフェ6章12節)。パウロは、彼らのためにも祈り、常に信心と品位を保ち、平穏で落ち着いた生活をしました。このようにして福音を伝え続けることが、パウロの戦いです(1テモ2章1〜7節)。

コントローラ

Copyright (C) 2009 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.