月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年7月28日(火)

創世記46章 ベエル・シェバ

イスラエルは、一家を挙げて旅立った。そして、ベエル・シェバに着くと、父イサクの神にいけにえをささげた。その夜、幻の中で神がイスラエルに、「ヤコブ、ヤコブ」と呼びかけた。彼が、「はい」と答えると、神は言われた。「…ヨセフがあなたのまぶたを閉じてくれるであろう。」ヤコブはベエル・シェバを出発した。(創世記46:1-5)

 ベエル・シェバ。それはヤコブには思い出の場所でした。ヤコブは、若いころ、伯父ラバンのもとへ逃亡する者となった時、ベエル・シェバを立ってハランへ向かったのでした。その旅の途中で、神は現れて言われました。「見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る」(28章15節)と。

 今度は、そのベエル・シェバから南下し、エジプトへ向かおうとしています。この時、神はヤコブに言われました。「わたしは神、あなたの父の神である。エジプトへ下ることを恐れてはならない。…わたしがあなたと共にエジプトへ下り、わたしがあなたを必ず連れ戻す」(3、4節)と。

 若い日も白髪の日も、神は変わらぬ恵みの神です。ヤコブは、実感したことでしょう。「神の約束は、自分の愚かさと不信仰によっても反故にされることなく、神の真実にかけて神御自身が全うしてくださる」と。神は、人生の転機のとき、出会ってくださいました。否、むしろ、神の御計画が、ヤコブの人生に転機を与え、整えてくださいました。

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