月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年7月15日(水)

創世記41章 世界を救う男

やがて、エジプト全国にも飢饉が広がり、民がファラオに食物を叫び求めた。…ヨセフはすべての穀倉を開いてエジプト人に穀物を売ったが、エジプトの国の飢饉は激しくなっていった。また、世界各地の人々も、穀物を買いにエジプトのヨセフのもとにやって来るようになった。世界各地の飢饉も激しくなったからである。」(創世記41:55-57)

 ヨセフは、牢屋から連れ出され、ファラオの前に出て、神から与えられた夢の意味をファラオに伝えました。これから始まる七年間の未曾有の豊作時にできる限り備蓄に努め、次に襲い来る七年間の最悪の大飢饉に備えるようにと、進言しました。ファラオはヨセフの知恵に驚き、彼をエジプトの宰相に任命しました。

 すると、ヨセフが夢を解き明かしたとおりに、事態は進展しました。「エジプトの国に七年間の大豊作が終わると、ヨセフが言ったとおり、七年の飢饉が始まった。その飢饉はすべての国々を襲ったが、エジプトには、全国どこにでも食物があった」(53、54節)。

 神は、ヨセフを牢屋から救ってくださっただけではありません。彼を通して、エジプトを救い、それだけなく、世界の人々を飢えから救ってくださいました。勿論、ここにイスラエルの民の救いも含まれています。

 この神の大きな御計画のなかに、ヨセフのこれまでのすべての歩みは、組み込まれています。あなたがこの世で行う働きの一切も、主の大きな御手のうちに織りなされているのです。

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