月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年6月19日(金)

1ヨハネ2章 弁護者キリスト

わたしの子たちよ、これらのことを書くのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。たとえ罪を犯しても、御父のもとに弁護者、正しい方、イエス・キリストがおられます。(1ヨハネ2:1)

 私たちは、日々、信仰生活においてしばしば神を隅に押しやり、罪を犯す悲しい存在です。ヨハネは、そのような現実を見据えて、弁護者キリストを指し示し、罪に悲しむ信仰者を励まそうとしています。

 弁護者と訳されている言葉は、「共にいる、そばに」という言葉と「呼ばれた者」という二つの言葉が組み合わされて出来ているものです。ただ、ここでの文脈は、私たちに引き寄せるより、その方が、「御父のもとに」おられることを示しています。私たちのために罪を執りなしてくださる主は、御父の傍で、御父にとりなしていてくださいます。そして、それは、罪を犯すことない「正しい方」のとりなしです。神の義を満たしてくださった御業に基づく、とりなしです。ですから、御父は聞き上げてくださいます。

 このような弁護者が与えられていますので、はばかることなく、神に近づくことができます。罪を犯す自分を見て悲しむ以上に、赦しの喜びのなかで神を喜びます。神は、弁護者キリストに寄りすがる私たちを、喜び受け入れてくださいます。

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