月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年6月16日(火)

創世記28章 神の真実を見つめ続ける

「見よ、わたしはあなたと共にいる。あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。わたしはあなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」(創世記28:15)

 ヤコブは、信仰で結ばれる妻を得るために旅に出ました(1,2節)。目的は明確ですが、家族を離れての旅立ちは、ヤコブに孤独感と不安を与えたことでしょう。そのなかで、神が御自身を現してくださり、祝福の言葉をお語りくださいました。

 ヤコブは、ここで、神との決定的な出会いを体験しました。「なんと畏れ多い場所だろう。これはまさしく神の家である。そうだ、ここは天の門だ」(17節)と告白しています。彼は、間違いなくここで初めて、個人的に神と対話しました。ヤコブは親から教えられていた神の約束を、自分自身のこととして受けとめることができました。

 この体験は、新約聖書では「言は肉となって、わたしたちの間に宿られた」(ヨハ1章14節)と表される神の顕現によるものです。親や指導者によって導かれ、祈られ、御言葉を心に蓄えて歩む人には、必ず神が働きかけてくだいます。人生で一番必要なときに、「まことに主がこの場所におられる」(16節)ことを、神は不安を抱えて旅立つ信仰者に知らしめてくださいます。

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