月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年6月12日(金)

ガラテヤ5章 自由と愛を生きるパウロ

兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召し出されたのです。ただ、この自由を、肉に罪を犯させる機会とせずに、愛によって互いに仕えなさい。(ガラテヤ5:13)

 新しい神の民である私たちは、キリストの命の犠牲によって、神の支配下に移し入れられました。そして今や、神に仕える者とされ、信仰によって、旧約の民にはるかにまさる神の自由を与えられました。

 キリスト者に与えられた自由とその力は、神の奴隷(ロマ6章22節)としての自由です。ですから、この世のいかなるものの奴隷にもなってはなりません。もしこの自由の特権を捨てるとするならば、キリストを捨て、自分自身を失うことになってしまいます。ですから、この特権をどれだけ実践するか、そこにキリスト者の生涯の課題があります。

 自由を得た者に対して、聖書は「隣人を自分のように愛しなさい」(14節)と教えています。つまり、この自由は他者との交わりの中で豊かなものとされていきます。逆に、互いに高めあうことにならないならば、肉に罪を犯させることとなってしまいます。

 私たちは、「自由を得るために召し出された」者です。肉に罪を犯させず、今日が愛によって互いに仕えあう一日となりますように。

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