月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月31日(火)

エゼキエル4章 エルサレムへの主の審き

れんがを一つ取って目の前に置き、その上に都であるエルサレムを刻みなさい。…包囲されたエルサレムに顔を向け…預言しなさい。わたしがあなたに縄をかけるので、あなたはその包囲の日が終わるまで、一方の脇から他の脇へと寝返りを打つことができなくなる。(エゼキエル4:1,7,8)

 エゼキエルは、エルサレムへの主の裁きを預言するよう命じられます。その際、れんがの地図を見つめながら、390日間は左脇を下にして、40日間は右脇を下にして、寝なければなりませんでした。しかも、その間、寝返りを打つことを禁じられていました。大変な苦痛を伴う、厳しいご命令です。エゼキエルは、イスラエルの家の罪を負って、このようにして、神の裁きを預言しなければならなかったのです。

 けれども、パンを人糞で焼くようにという第二の象徴的預言行為では、神はエゼキエルの拒否反応に理解を示し、彼の要求を受け入れてくださいます(15節)。ここに私たちは神の慈しみと思いやりに満ちた預言者への配慮を見ることができます。

 神は、ご自身の裁きをなすために用いられる神の器に対して、配慮されます。神は、主イエスが十字架に進むまえに、栄光に包まれたモーセやエリヤと語らわせ、その姿を弟子たちに見させてくださいました(ルカ9章28-36節)。困難な主の業を行う者にも、聖書を通して慰めと励ましを常に与えてくださいます。

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