月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月12日(木)

マタイ25章 恵みを受けとり、用いる

「ところで、1タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、散らさない所からかき集められる厳しい方だと知っていました』」(マタイ25:24)

 彼は、自分の主人がどんな主人であるかということを見誤っていました。その僕は、主人をケチでずるい厳しい主人であると考えていました。なるほど、彼は僕ですので、主人は恐ろしい存在だったのでしょう。けれども彼は主人を恐れるあまり、主人の期待を無に帰してしまいました。

 彼は、タラントンを神様の目にはおろか、他人にも自分の目にもつかない土の中に埋め込んでしまいました。これは、送り手である神様の思いを殺して、そのタラントンによって潤されるはずの周りに生きる人々や、何より自分自身をも殺してしまうことなのです。

 彼は1タラントンという膨大な額を預けられても、それをおっくうに感じているように見えます。主人を愛していないからです。主人からの信頼も、彼には重荷のようです。彼に欠けていたのは、タラントンの量なのではなく、主人への信頼でした。

 それぞれに与えられたタラントンを、おくせず、活用しましょう。与えてくださった神様を信頼し、感謝しながら喜んで日々を歩んでいくことが、神様の御心に適うことです。

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