月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月10日(火)

創世記19章 主の憐れみ

ロトはためらっていた。
主は憐れんで、二人の客にロト、妻、二人の娘の手をとらせて町の外へ避難するようにされた。(創世記19:16)

 信仰者ロトでさえ、客人(御使い)たちを自由にしたいという町の人たちに、自分の娘を代わりに差し出そうとしました。ロトもまた、ソドムの罪の文化に浸っています。御使いたちは、この罪深い町を滅ぼすために来ました。彼らは、そのことをロトに告げ、ここから早く逃げるように促します。ロトは、婿たちにもそのことを伝えます。

 ここで、主に感謝したいのは、この二人の御使いたちが、ためらうロトの家族四人を町外れに連れ出したことです。「強いられし恩寵」とも言えます。罪に鈍感な私たちを救うための、主の憐れみによる強制です。天から火が降り、神の裁きは実現しますが、命がけで逃げよ、後ろを振り返るな、との命令通りに進んで救われたのです。ロトの妻は振り返り、塩の柱となりました。

 私たちは、「罪から離れたい、しかし、罪の生活に未練もある」という中途半端さを、知っています。神は、ときには、そのなかに生きる者の生活を、何かにより強制的に変えてくださいます。そのとき、振り向かず、神を見つめましょう。

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