月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年2月21日(土)

マタイ18章 小さな者こそが神の目には大きい

「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。」(マタイ18:10)

 私たちは、人を見るときに、無意識のうちに自らの価値基準を当てはめようとします。外見が立派か、内面においても魅力のある人か、自分にとって有用な人か、社会的にも影響力のある人か、などです。そのような基準を疑うことをしません。

 けれども、主イエスは小さな者を軽んじないように、と言われます。社会のため、私たち自身のため、あるいは教会のために有用な人、役立つ人、影響力のある人ではなくて、むしろそうでない人が、神様にとっては重要で大事な人なのだと語っておられます。

 小さな者とは、文字通り、私たちが小さいと見ている人のことです。取るに足りない、もっと言えば、あの人には値打ちがない、無益だ、いない方が良いとまで考えてしまうような人、迷い出ても、誰も気にも留めないような人のことです。

 しかし、こうして誰かの品定めをしている「わたし」自身はどうでしょうか。主はこの小さな者をも愛してくださいました。主イエスの無条件の愛ゆえに、「わたし」も迷いとつまずきから救われたのです。

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