月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年1月31日(土)

マタイ11章 救世主のしるし

「来るべき方は、あなたでしょうか。それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。」イエスはお答えになった。「……死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。わたしにつまずかない人は幸いである。」(マタイ11:3-6)

 牢獄の中にいる洗礼者ヨハネは、「あなたこそキリストですか」と、イエスの所に弟子を遣わして聞きました。主イエスは、次のようにお答えになられました。「目の見えない人は見え、足の不自由な人は歩き、重い皮膚病を患っている人は清くなり、耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、貧しい人は福音を告げ知らされている。」(5節)

 これを聞けば、ヨハネはすぐ、イザヤ書に散りばめられた預言の言葉だと分かったことでしょう。5節の御言葉は、救い主の出現によって起こる出来事を表しています。ヨハネは、特にイザヤ書35章の際立って美しい詩が、心に浮かんだことでしょう。「荒れ野に水、砂漠に花。」すなわち、死から命です。

 主イエスの御業において、預言が成就し、救世主到来のしるしがあらわされました。これらの奇跡は、キリストの力が信じる者のなかで働き、キリストの命が彼らのなかに宿っていることを、示しています。死のなかに留まるはずの者が、命へと招かれています。ですから、イエスこそキリストと告白する者は幸いです。

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