佐野直史（銚子栄光教会牧師）

メッセージ： 神様との出会い〜ザアカイ（1）

　おはようございます。銚子栄光教会の牧師、佐野直史です。
　私たちの人生において、「出会い」というものは、とても大切だと思います。「あの人に出会っていなかったら、今の自分はない」ということを思わされます。ところで、私たちが「神様」という御方と出会ったならば、どんなに素敵な人生を送ることができるでしょうか。今週は、聖書に出てくる、神様と出会った人たちのお話をしたいと思います。

　ザアカイという人は、徴税人という仕事していました。徴税人とは、当時、税金を取る仕事をしていた人のことです。でもどうやら、それは真っ当な仕事ではなく、私服を肥やすために、不正に税金を取り立てる悪い仕事だったようです。そのため、ザアカイは「罪人」と見られていました。

　ザアカイはイエス様が町に来たと聞き、会いに行きたいと思いました。もしかしたら、本当は「もう悪いことはやめたい」と、思っていたのかもしれません。彼は背が低かったので、木に登り、イエス様を見ていました。すると、イエス様がその場所に来て、言われたのです。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」（ルカ19:5）
　ザアカイはとても驚いたことでしょう。しかし、自分のことを忘れないでいてくださる神様がいることを知り、喜んでイエス様を迎えたのです。

　神様は、私たちの名前を覚えておられ、忘れないでいてくださる御方です。「もう悪いことはやめたい」と思っている私たちに出会い、罪を赦してくださる御方です。その神様が今日もあなたに出会ってくださいます。