キリストへの時間 2019年9月1日(日)放送

高内信嗣(山田教会牧師)

高内信嗣(山田教会牧師)

メッセージ: オレの存在を認めてくれた友達



 おはようございます。高知県香美市土佐山田町にある山田教会の牧師をしております高内信嗣と申します。どうぞよろしくお願いいたします。お近くに来られた時はぜひ、山田教会にお立ち寄りください。

 私は小学生のころから、週刊少年ジャンプという、少年漫画を連載している漫画雑誌が大好きでした。その中で「NARUTO」という忍者世界を描いた漫画があります。もう連載は終わりましたが、現在、主人公ナルトの息子が主役のスピンオフ作品が連載されています。とても面白いのでご興味のある方は是非ご覧ください。

 忍者漫画「NARUTO」の主人公うずまきナルトは、体の中に、きつねの化け物が封印された12歳の男の子です。彼は生まれてすぐに両親を亡くしました。また小さい時から体の中にきつねの化け物が封印されているので、里の全員から冷たい目で見られ、毛嫌いをされていました。彼は生まれてからずーっと一人ぼっちで生きていたのです。

 そんな孤独の人生でしたが、ナルトはイルカ先生という忍者学校の先生と出会います。それがナルトの人生を変える出会いでした。イルカ先生はナルトのことを化け物ではなく、一人の人間として認めたのです。それからナルトの周りには仲間が増えはじめます。彼はある時、同じ孤独を経験した少年にこう言っていました。「一人ぼっちの…あの苦しみはハンパじゃねーよなぁ…お前の気持ちは…なんでかなぁ…痛いほど分かるんだってばよ…」(「NARUTO-ナルト-」16巻 ジャンプコミックス 集英社)
 ナルトは孤独を経験したからこそ、同じ痛みを持つ者へ同情し、また友達や仲間を守り、支える者へと成長していきます。

 ナルトは自分の仲間についてこう語っていました。「一人ぼっちのあの地獄から救ってくれた…オレの存在を認めてくれた…大切なみんなだから…」(同上)
 自分の友達は、一人ぼっちの孤独から自分を救い出してくれて、自分の存在を認めてくれた大切な仲間なんだと。ナルトはこう語るのです。

 さて、聖書は次のように言っています。「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ。更に、ふたりで寝れば暖かいが、ひとりでどうして暖まれようか。ひとりが攻められれば、ふたりでこれに対する。三つよりの糸は切れにくい。」(コヘレト4:9-12)
 ここは、人生をどう生きるのかという人生訓が記されているところです。単刀直入に聖書は「ひとりよりもふたりが良い。」「友のいない人は不幸だ。」と言うのです。あなたには友達がいるでしょうか。

 別の聖書の箇所では次のようにあります。「もはや、わたしはあなたがたを僕とは呼ばない。…わたしはあなたがたを友と呼ぶ。」(ヨハネ15:15)
 これはイエス様のお言葉です。イエス様はお弟子さんたちに「あなたがたを友と呼ぶ。」と言うのです。イエス様は私たちの本当の友達となってくださるお方です。私たちのために命を投げ出し、私たちを滅びから救い出してくださいました。それは私たちを愛してくださっているからです。私たちの存在を認めてくださったということです。友のいない人は不幸だと聖書は言っていますが、何よりもイエス様が私たちの友達となってくださいました。

 私たちは不幸ではありません。イエス様を本当の友達として人生を歩むことができます。あらゆる困難や試練があったとしても、イエス様が私たちの友として支えてくださいます。本当に幸せな人生を送ることができます。ぜひ、きょう一日、友としてあなたの横にいてくださるイエス様に目を向けてみませんか。



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