あさのことば 2019年2月21日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 「欺きと誠実」5.神を欺く

 いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。
 今回はシリーズで「欺き」について考えています。欺きとは「いかにも本当らしく見せかけて、聞く相手・見る相手・接する相手に、本当ではないのに本当だと思わせる」ことです。もちろん良く思わせるためです。そのため、他人を欺く、自分さえ欺く。そして、神を欺こうとする。この時、欺きの罪の本性が顕わになります。今日はこのことを考えます。

 神を欺くとは、自分は神の基準に照らして正しいとか、神などいらないと言うことです。実際は、聖書の教える真の神は、人間の創造者であり、神無くして人間は一瞬も存在できません。また一人一人の心の奥底まで正確に知っておられますから、欺くことはできません。

 だから、神を欺くために自分を欺くのです。神の目を避けようと自分の目を覆うのです、自分の身を隠すのです。アダムとエヴァが最初の罪を犯しそれに気づいた時、彼らは神から身を隠しました。神を欺く最初の試みです。

 ただ、多くの人は神について考えることさえしません。あたかも、神無しでも生きていけるかのようです。しかし、どうでしょうか。誰でも一寸注意すれば気づく「自分を欺く」という心の動き…自分の醜さをごまかすために自分を欺く時、その向こうに神の目を感じているのではないでしょうか。
 これに気づく時、既に天国の門の前に立っています。

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