あさのことば 2018年5月23日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

尾崎純(光が丘キリスト教会牧師)

尾崎純(光が丘キリスト教会牧師)

メッセージ: 礼拝について

 いかがお過ごしでしょうか。東京練馬の光が丘キリスト教会で牧師をしております、尾崎純と申します。

 旧約聖書のエズラ記3章に、何十年ぶりに礼拝がささげられたことが記されています。長らく礼拝が行われなくなっていたのは、神殿が外国の軍隊に壊され、人々が外国に連れ去られてしまっていたからでした。けれども、その外国が打ち倒されて、人々は帰ってくることができました。この時、帰ってきた人々が最初にしたことが礼拝でした。

 町の城壁は崩れたままです。城壁が崩れたままでは、またいつ敵が攻めてくるか分かりません。神殿も崩れたままです。普通に考えるなら、まず城壁を再建して、それから神殿を再建して、それから礼拝をしよう、ということにならないでしょうか。

 しかし、私たちが人間の目に必要と考えることよりも、何よりもまず最初にするべきことが礼拝なんだと聖書は教えているのです。神様に向き直ることこそが、いつでも私たちが真っ先になすべきことです。聖書は、人間は神に背く性質があると言います。だからこそ、まず神に向き直る。すべてはそこからなのです。

 そして、そうする時、エズラ記3章1節に、「民はエルサレムに集まって一人の人のようになった。」と書かれています。神様に心を向けることにおいて、一つになる。むしろ、神様に心を向ける時にこそ、私たちはそれぞれの思いを超えて、一つになることができる。礼拝とはそういうものだと聖書は言っているのです。

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