あさのことば 2017年7月24日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

大木信(西鎌倉教会牧師)

大木信(西鎌倉教会牧師)

メッセージ: 祈りについて

 おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。
 今日は祈りについて考えてみたいと思います。祈りとはいったい何でしょうか。祈りとは、神と対話をすることです。

 イエスさまの時代のユダヤ人たちは、朝9時、正午、午後3時に祈る習慣がありました。しかしその時間になると、人目につくところに行き、これ見よがしに祈る人たちもいたようです。「信心深く、祈りの熱心な人だ。」とほめてほしかったからです。この人たちはいったい、誰に向かって祈っているのでしょう。

 イエスさまはここで「偽善者のようであってはならない。」(マタイ6:5)と言われました。偽善者とはもともと役者を意味する言葉です。役者は割り当てられた役を演じ、それにより観客に感銘を与え、称賛を受けるのが目的です。その意味で役者の関心は、どのように見られるかを問題にしています。

 もし祈りが役者のようであったなら、これは見せかけの祈りです。祈りは、「自分の部屋に入って戸を閉めて。」(6:6)と言われているように、他の人に見てもらうためではなく、神に見てもらうためです。その祈りに徹した時に神は、豊かにあなたを恵み、大いに報いて下さるでしょう。

 またイエスさまは、「くどくど祈るな。」ともおっしゃいました(6:7より)。神はあなたの祈りに対し、大事なものをご存知です。祈りが聞かれない「時」があるかもしれません。しかし神は、一番良い「時」に良いものをお与えくださる方です。私たちはイエスさまの約束を信じ、イエスの御名によって祈りたいと思います。

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