あさのことば 2017年4月9日(日)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

メッセージ: 子ろばに乗った王

 いかがお過ごしでしょうか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
 今週は受難週です。受難週とは、キリスト教の暦に出てくる一週間で、イエス・キリストが十字架に付けられ、苦しみをお受けになられたことに思いを馳せて過ごす期間となっています。

 十字架に付けられる6日ほど前、イエス様がエルサレムへとやって来ました。
 当時の人々は、数々の教えと力強い奇跡をなされたイエス様が来られたので、ユダヤ人の勝利を意味する「なつめやしの枝」を持って迎え出ました。多くの人々は「ローマ帝国に支配されていたユダヤの国を、軍事的力で取り戻す王がやってきた。」と期待したのです。
 そのとき、イエス様は、まだ小さな子どものろばを見つけてお乗りになり、エルサレムへと入られました。これは軍事的な力で人々を支配する王ではないことを表しています。(ヨハネ12:12-19)

 ヨハネによる福音書12章15節には、このイエス様を伝えようとして、次のようにあります。
 「シオンの娘よ、恐れるな。見よ、お前の王がおいでになる、ろばの子に乗って。」
 イエス様が、私たちの日常生活の中にいて、「恐れるな。」と語りかけて下さる王という意味です。ただ十字架に付けられたイエス様という王を知るならば、恐れは取り除かれるのです。

 どうぞ、あなたのために十字架へと付けられたイエス様を、その心に迎え入れてみてください。

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