熊田なみ子のほほえみトーク 2016年6月7日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

リジョイス6月号「あのヒトこのヒト」-主の定めたもう務めををわが身に
ジョイクリゲスト:新井真由美(男山教会長老)

 ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。

【Q】若き日、自分の心と向き合いながらずっと悩んでいらっしゃったのですね?

 そうです。「自分は罪人」との自覚が与えられたのは11歳の頃です。友人から「そんなあなたはよくない」という評価を受け、あるがままの私では駄目なのだ、もっと違う良い存在になりたいと願うようになりました。パスカルのパンセの言葉「神を信じない人間の悲惨と信じる人間の幸福」は心の内に深く残りました。その後も、自分やまわりの揺れ動く価値観ではなく、確かな指針の必要を思わされていました。

【Q】聖書と、そしてキリスト教会との出会いは?

 最初は、訪問してきたエホバの証人と聖書の学びをしていましたが、心惹かれながらも、組織の特異な教理や解釈のため離れました。聖書から離れたくない思いでセブンスデーの集会にも行きました。その後、夫の転勤で海外に行き、帰国してからも心の飢え乾きがあり、弾けないピアノを片手で押さえつつ讃美歌312番を口ずさんでいたのを耳にした隣人が男山教会の家庭集会を教えてくださったのです。本当に不思議な神様の導きでした。

【Q】忘れられない恵みの出来事

 日本を離れている間に、6歳下の妹もエホバの証人になってしまい心を痛めていました。また妹は49歳で癌を発病しました。それからずっと入院治療が続く中で「罪人の私をおゆるしください」との祈りを受け入れてくださる神様の恵みを伝えました。その後ホスピスに入ってからの妹は、弱さを包み隠すことなく涙と共に祈るように変えられ天国に凱旋しました。

【Q】いつも心に響いてくる御言葉は?

 「すると主は、『わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ』と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。…なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです」(2コリ12章9,10節)。

【Q】女性長老に任職されて

 これまでの歩みを顧みたとき、すべて主の導きによるものであり、多くの兄弟姉妹の祈り、励ましに支えられてきたものであることを覚えます。長老という職務に畏れを抱きながら、ただ御言葉にあるように「へりくだって…自分のことだけでなく他人のことにも注意を払い…」(フィリ2章3,4節)共に恵みを受け続けていける者とならせてくださるよう心から祈り願っております。「この手を取り、主の定めたもう務めをわが身にさずけたまえ」(讃美歌26番)。

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