あさのことば 2016年4月20日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

櫻井良一(東川口教会牧師)

櫻井良一(東川口教会牧師)

メッセージ: キリスト教会は聖書をどのように読むのか

 ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
 聖書は神さまが私たち人間に、ご自分を紹介されるために与えてくださった書物です。
 実はこの聖書は、私たちキリスト教会だけが大切にしているのではありません。ユダヤ教徒は、聖書の中で旧約聖書だけを神さまの言葉として信じています。また、イスラム教徒は、旧約聖書だけではなく、イエス・キリストも預言者の一人として信じていると言います。その上で、最高の預言者こそマホメットであり、彼が残したコーランも、同じように神の言葉を伝える書物として信じているのです。

 この三つの宗教は同じ聖書を土台にしながらも、その教えの内容は大きく違っています。どうして、聖書の言葉が同じなのに、このようなことが起こるのでしょうか。それは、それぞれの宗教が、聖書の言葉をどのように理解するのか、その解釈方法が大きく違ってしまっているからです。

 それでは、私たちキリスト教会は聖書をどのような方法で解釈しているのでしょうか。
 キリスト教会が最も大切にする解釈の方法は、いつでも主イエス・キリストと言うお方を通して、聖書の言葉を理解しようとする点です。
 そしてキリスト教会は、イエスの弟子であった「使徒」と呼ばれる人たちの活躍した時代から変わることなく、この方法で聖書を読み続けているのです。

 イエス・キリストの言葉
「あなたたちは聖書の中に永遠の命があると考えて、聖書を研究している。ところが、聖書はわたしについて証しをするものだ。」ヨハネによる福音書5章39節

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