あさのことば 2014年11月14日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

メッセージ: この人に聞け

 いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。

 ある時、主イエスは三人の弟子だけを連れて、高い山に登ったと聖書にしるされております。そこで突然、主イエスの顔が真っ白に輝きだしました。それから、既に伝説的な存在となっておりました、モーセとエリヤといういずれも聖書に登場します人物が現れ、三人でなにかを語り合い始めました。これを見ておりましたペトロという弟子は恐らくあっけにとられていたのだと思いますが、次のようなことを言いました。「先生、これは素晴らしいことです。仮小屋を三つ建てましょう。三人のためです」。(マルコ9:5他参照)もちろん、これは的外れなことでした。

 では、ペトロのこの言葉はいったい何がおかしかったのでしょうか。色々なことが言えるのかもしれません。わたし自身は、ペトロはとても単純に、目の前の素晴らしい出来事を、自分なりのやり方でそのままに、ずっととっておきたいと願ったのではないかと思っております。けれども、それはやはり、正しい方法ではありません。ペトロがこのことを語りました直後に、神が雲の中に現れて語られました。そのお言葉はこのようなものです。「これはわたしの愛する子、これに聞け」。(マルコ9:7)主イエスこそが、真実な神の子なのであって、ペトロたちが体験した素晴らしい時を、地上にとどめる方法はただ一つ、主イエスに聞くことだけだ、というのです。
 明後日の日曜日、皆様が教会でこの素晴らしい時を体験されますよう祈ります。

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