あさのことば 2014年10月23日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 子は神から託されたもの

 いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
 「子どもを作る」という表現があります。日常の会話の中で普通に耳にする表現です。しかし、子どもを作ることなど、人間にはできません。長年子どもに恵まれなかった夫婦に新しい命が宿ったとき、「子どもを作った」などとは言いません。そうではなく「子どもを授かった」とその喜びを表現します。

 人類最初の夫婦、アダムとエバに最初の子どもが生まれたとき、エバは「わたしは主によって男子を得た」と叫びます。神によって「得た」というのですから、「作った」というよりは良いかもしれません。しかし、その得たはずの子がやがて弟を殺してしまい、アダムとエバ夫妻は人間の罪の恐ろしさと、得たはずの命のはかなさを思い知ります。やがて、別の子どもが生まれたとき、今度はエバはその子の名をセトと名付けます。「授けられた」という意味の名前です。

 子供は決して親の生産物でもなければ、親の所有物でもありません。神から授けられ、託された、大切な一人の人格です。その意識が大切です。子どもを育てることは簡単なことではありません。しかし、神から授けられ、託された命であるという意識を持つならば、すでに子育ては成功したも同然です。

 今日の言葉…「彼女は男の子を産み、セトと名付けた。…神が彼に代わる子を授け(シャト)られたからである。」創世記4章25節

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