あさのことば 2014年9月11日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

メッセージ: イエスの魅力

 お元気にお過ごしですか。筑波みことば教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。聖書は次のように語ります。

 「そして通りがかりに、アルファイの子レビが収税所に座っているのを見かけて、『わたしに従いなさい』と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った」(マルコ2:14)。

 立ってと、聖書は語っています。しかし、ペトロやアンデレがイエス様に従ったのとは少し違うのです。彼らは漁師でした。自営業なのです。実際に彼らが残した網や船は、家族がそのあとを継いで使っているのです。また帰ろうと思えば、いつでも帰ることができました。元の漁の生活に戻ることができたのです。
 しかし、レビの仕事は違いました。大体この仕事は、組織の中で働く仕事です。ですからこの席を立ってしまうならば、誰かが直ぐそれに取って代わります。直ぐに彼の居場所はなくなってしまいます。二度と同じ条件で、同じ場所に座ることはできなかったのです。それでも、彼はイエスに従っていったのです。
 逆に言うならば、イエスにはそれほどまでの魅力があった、このように言うことができるでしょう。

 西南戦争の時に、薩摩軍と協力して戦った、豊前(びぜん)中津隊(なかつたい)の隊長は、増田栄太郎でした。薩摩軍の敗色が濃くなったために、中津隊の生き残りは、故郷に帰ることに衆議一決をしました。
 ところが隊長の増田栄太郎だけは、西郷のもとに留まると言ったために、みんなを驚かせました。その理由を尋ねられて、増田はこう言うのです。「わたしは親しく西郷先生に接することができた。一日先生と共にいると、一日の愛情が生じる。三日いたら三日の愛情が生じる。親愛の情は日に日に増し加わり、もはや先生のもとを去ることができなくなってしまった。」彼はこのように言ったのでした。まさにレビもこのようにイエスの魅力に捉えられてしまったのです。あなたを愛してくださるイエス様、どうぞあなたもイエス様を信じて歩んでください。

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