あさのことば 2013年6月3日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 信仰・希望・愛 1.聖霊の実

 いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。今週のテーマは「信仰者の徳」、その頂点が「信仰・希望・愛」です。
 「信仰者の徳」は「信仰者の信仰者らしさ」のことで、人間の生来の資質から出てくるのではなく、聖霊を通して神によって創り出されますから「聖霊の実」とも呼ばれます。

 聖霊の実はたくさんあります。その多くは、世間でいう美徳に重なります、例えば、謙虚さ。世間でも、謙虚で偉ぶらないことは実際人にはなかなかできないので、その人は人徳があるといわれ尊敬されます。では、信仰者の謙虚さはこれとどう異なるのでしょうか。
 ポイントは「心の向き」です。心の目が上から下に他人に向いているなら、どんなに腰が低く見えても謙虚ではありません。もっと大切なのは、神に対する心の向きです。心の目が上から下へと神に向いているなら、また同じ心の目の高さで神を見ているなら、あるいは神に対して心の目を閉じているなら、態度がどんなに謙(へりくだ)って見えても、真の信仰者らしさではありません。

 それでは、人はどうすればよいのでしょうか。何よりも、謙虚さを願うかどうかです。
そう願う人は、そう神に祈り求めるべきです。その時大切なのは、謙虚さが自分の努力で得られるという高慢を捨てて、神の憐れみを願い、聖霊の力を祈り求めることです。聖霊の実を自分のものにする秘訣はただこれだけです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2013 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.