熊田なみ子のほほえみトーク 2012年12月25日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

ただ一つの救い

 今日はクリスマス。そして今年最後のほほえみトークです。2012年も恵みを数えながら私たちの番組も守られてきました。特に小さな朗読会「母と子の聖書」のマラソン朗読は、ついに旧約上巻が先週終わりました。新年からいよいよ下巻に入ります。最初はイエスさまの十字架と復活まで。そして使徒言行録から黙示録。創世記から始まって、来年はサムエル記に入ります。この一年番組キーワード「ワン」を思いながら番組作りに励み、リスナーの皆様からも賛美の歌声や演奏を届けていただきました。心から感謝致します。引き続き来年も募集しますのであなたの作品もこのコーナーにお寄せくださいね。

 今日はクリスマス。「クリスマス」とは「キリスト礼拝」のことなのです。「暗闇を照らす光がこの世界に」という旧約聖書のイザヤ書をご紹介しましょう。
 「闇の中を歩む民は、大いなる光を見 死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。あなたは深い喜びと大きな楽しみをお与えになり 人々は御前に喜び祝った。(9:1-2)
 ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。権威が彼の肩にある。その名は、『驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君』と唱えられる。(9:5)」

 暗闇の世界の中で私たちがいただくクリスマスの一筋の光、この光の中を歩むように私たちは導かれています。
 東日本大震災から大きく変わった日本。まだまだ被災地の苦悩は続いています。私たちも「希望のことば」をお届けしながら歩んでいます。2013年3月9日には、魂のテノール歌手新垣勉さんの「第2回希望の言葉 新垣勉コンサート」を開こうと準備しているのです。
 晩秋にはルカ先生達と共に仙台に行き、東仙台教会がボランティア活動をしている東松島市の野蒜地区にある「サクラハウス」にも立ち寄りました。津波被害にあわれた地域住民の方々の辛い経験…ただ共にいて耳を傾けるだけでした。堤防も崩れていて今も不安があるとのこと。この冬も厳しいですね。実は、神様がそこで不思議な出会いを用意されていました。一人の新しいリスナーとの出会いです。東北放送「希望のことば」を毎週熱心に聴いてくださっている女性、F子さんがいらっしゃったのです。スタジオを飛び出したルカ先生と私に驚きながらもお互いに感激の対面。美味しいカフェと手作りケーキををいただきながら語り合うことができました。これからも繋がって共に生きて生けますように。

 2012年もラジオによって被災地に、全国に。ネット放送で世界中に「ただ一つの救いの恵み」が届けられてきました。神様が救い主を私たちのためにくださった、罪を悔い改め、救い主を信じる者たちに、永遠のいのちの希望を伝えるのです。CRCメディア・ミニストリーはシカゴに本部がありますが、世界10ヶ国語でこの「オンリーワン」を伝えているのです。

 今日のあなたのクリスマス、どんな一日が待っているのでしょうか?どうか心静かに聖書に心の耳を傾け、暗闇を照らす真の光のクリスマス、2000年前、貧しい姿で生まれてくださった救い主のお誕生を思い巡らしてください。飼い葉おけの赤ちゃんイエスさま。ここに本当のクリスマスがあるのです。

 仙台のホテルで早朝に目覚め、夜明けの風景をずっと見つめました。真っ暗闇に細いオレンジの光が見えてきます。そしてその光がどんどん輝きを増していくのです。その一日に何が起こるのか私たちにはわかりません。でも救い主が共にいてくださるのならなんと嬉しいことでしょうか。
 その時ふっと想い出しました。「あなたの人生を未来に向かって開く明日への窓」私の番組作り始まりがこの言葉でした。「ただ一つの救い主イエスさまをオンリーワンのあなたに届けたい」この祈りと願いは、今も変わらずに続いています。

 クリスマスを心から感謝します。この一年の恵みを数えて、2013年に向かってご一緒に進んでいきましょう。

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