熊田なみ子のほほえみトーク 2012年4月3日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

ただ一度十字架で

 春4月、新たなスタートの季節です。今年はイースターが4月8日の第2日曜日ですから、今週は受難週です。私たちの教会では金曜日夜に「受難日礼拝」を捧げます。あなたもイースターに思い切って近くのキリスト教会に行ってみようと思っていらっしゃいますか?何でもそうですが、知り合いのいない場所へ初めて行くというのはちょっと勇気がいりますね。迷っていらっしゃるならお問い合わせくださいね。

 さて、佐々木冬彦さんと宮野陽子さんによるハープとヴァイオリンの演奏で「主にのみ十字架を」(賛美歌331)をお聴きいただきました。大震災の後、被災地に十字架が立てられた写真を見ましたがこのあまりにも甚大な大地震と津波、原発の苦しみの中、私達は何度も希望の十字架を見上げる気持ちになります。
 佐々木冬彦さんは中学生の時に私たちの番組と出会い、教会に初めて行きました。クリスチャンとなり、作曲を学ばれ、現在はハーピストとして各地で演奏活動を続けていらっしゃいます。

 今年はリスナーや教会の皆様からの賛美や演奏を募集して、時々お送りしていますが、実は佐々木さんもオンリーワンのリスナーなのです。以前はHPで各地のリスナーの方々をご紹介していたこともあり、そこに佐々木さんも登場していました。
 番組テーマ曲「アメイジンググレイス」や「主よ人の望みの喜びよ」も佐々木さんの演奏です。「母と子の聖書」シリーズのCDでもハープ演奏をたくさん楽しんでいただいています。
 たった一人の中学生がおじいちゃんの買ってくれたラジオで番組を聴きたことがきっかけとなり、力強い人生を歩み始め、日本のみならず海外でも活躍しているこの事実。神様の素晴らしさを褒め称えています。

 さて、十字架への道を進まれるイエスさまがおっしゃった言葉が新約聖書ヨハネによる福音書16章に書かれています。「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」(16:33)。

 また、ラザロを生き返らせたイエスさまは「わたしは復活であり、命である。わたしを信じるものは死んでも生きる。生きていてわたしを信じるものはだれも決して死ぬことはない。このことを信じるか。」(11:25-26)と語られます。聖書が語るイエスさまの「ただ一度の十字架」は自分には関係がない遠い昔の神話なのではありません。今日を生きる全ての者、現実の困難を抱え、苦しみ悩む一人ひとりのための「救いの十字架」なのです。

 4月8日の日曜日、イースターにはあなたも思い切ってお近くの教会へ行ってみてくださいね。また、4月21日、第3土曜日午後1時半からの御茶ノ水クリスチャンセンター416号室で開かれるリスナーの集いにもいらっしゃってください。スタッフ一同心からお待ちしています(オフィス03-3292-7604)。  くまだなみこ

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