あさのことば 2011年5月26日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(いずみ教会牧師)

小堀昇(いずみ教会牧師)

メッセージ: 信仰とは何だろう

 お元気にお過ごしですか。いずみ教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

 聖書に「信じる」と言う御言葉が出てきますが、これは基本的には二つの言葉が使われています。一つは『ピステーオー』。そしてもう一つが、『ピステーオーエイス』。この二つです。この二つともそのまま訳せば、「信じる」ということになります。しかし、厳密に言えば、『ピステーオー』は「頭だけの信仰」。『ピステーオーエイス』は「心からの信仰」とも訳せるでしょう。

 アメリカ人の80%の人々は、神の存在を信じているそうです。しかし、本当に心から信じているのかと言えば、分かりません。
 昔、ナイアガラの滝の上を曲芸をしながら渡っている男の人がいました。そこに一本のロープを張ってその上を進んで行くのです。彼は無事に戻ってくると、周りの人々に、「私は誰かを負ぶってでも、向こうに行って帰ってくることができるでしょうか」。このように問いかけました。すると、周りの人々は無責任にも、「出来る〜。出来る〜。あなたなら、絶対出来る!!」。このように囃し立てました。「じゃあ、あなた私と一緒に行きましょう。」このように手を引くと、「いやいや私の命を掛けるなんて、とんでもない。そんなことはできません」。多くの人が尻込みをしました。しかし、そこに一人の少年が、「僕できるよ」。このように言って、この綱渡り師に背負われて向こうに行って帰って来たんです。皆、拍手喝さいです。ある人が聞きました。「坊やすごいね!怖くなかったの?」。こう言った時に、この子はこう言ったそうです。「ううん、全然怖くなかったよ。だってあの綱渡り師のおじさん、僕のお父さんだもん」。

 ここに、「頭だけの信仰」と「心からの信仰」の違いがあります。イエスを信じた多くの群集は頭だけでイエスを信じて、去っていきました。あなたも心からイエスを信じて下さい。

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