あさのことば 2010年4月21日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

風間義信(江古田教会牧師)

風間義信(江古田教会牧師)

メッセージ: あなたの身代わりに

 いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
 よく言われることとして、借りたものは必ず返さないといけないという教えがあります。一見、当たり前のように思えますが、そう簡単なことではありません。小さな額ならまだしも、大きな企業や国や町の財政の報道を聞くたびに、果たして返せる額なのか疑ってしまいます。それでも、借金は減るどころか逆に雪だるま式に増えています。そして、数字を聞いても普段はその深刻さをあまり感じないで生活しています。しかし、本当はこのことは私たち一人一人の大きな問題です。

 実は、聖書は私たちが一人残らず数え切れないほどの借金をしていることを語っています。ただ、それは国や銀行にしているのではなく、私たちを造り、生かしてくださっている神に対するものです。そして、それを罪と呼んでいます。では、返せない借金をどうしたらよいのでしょうか。それこそ、借りたものは必ず返さないといけません。そうなのですが、返すことが不可能だとすれば、それは誰かに代わってもらわないといけません。でも、そのようなことなどありえるのでしょうか。

 人の常識では全く考えられません。だからこそ、私たちを愛してくださっている神が、その返済のためにひとり子なるイエス・キリストの命によってそれをすべて支払ってくださいました。これこそ、よき知らせ、福音です。聖書はまさにこの福音を私たちに伝えるものです。聖書からこの福音を聞き、あなたの代わりに身代わりとなられたイエス・キリストと出会っていただきたいと願っています

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