あさのことば 2009年7月29日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ: 忠実に自分らしく

 いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
 今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。マタイによる福音書25章21節です。

 「主人は言った。『忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。』」

 これは、イエス・キリストの「タラントンのたとえ」の一節です。長期間留守にする主人が僕に財産を託しました。僕は忠実に管理し、帰って来た主人に褒められたのです。

 ところで、私たちの人生も、これと同じです。私たちは、いろいろな能力や時間や持ち物、性格や境遇や経験など、人それぞれ自分らしい賜物が天の神から与えられています。この事実と恵みに気づいて天の神に感謝して生きる。実はこれが、忠実で自分らしい人生のための第一歩なのです。
 「忠実」とは信頼できるという意味の言葉ですが、天の神は、託された賜物を感謝して誠実に用いて生きているかどうかによって、私たちの忠実さをはかってくださいます。自分の賜物を生かしてコツコツと働く者を、信頼し喜んでくださるのです。世の中とは違い、結果の大小によって評価したりはなさいません。ちょうど親が一生懸命がんばった我が子を成績のいかんを問わずに喜んで褒めるのと、同じです。

 イエス・キリストは私たちに、このような父なる神が天におられることに気づき、神に立ち帰ってほしいと願っておられます。天の神を父として持つ時に初めて、忠実で自分らしい人生を喜んで生きていくことができるからです。

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