あさのことば 2008年6月26日(木)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

今井 献(東京教会牧師)

今井 献(東京教会牧師)

メッセージ: 神の子の死

 いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
 イエス・キリストの十字架と復活がわたしたちを罪と死の支配から解き放って、永遠の命へと救い出す。これがキリスト教信仰の核心です。なぜ、2000年前に十字架につけられた一人の男の十字架が、信じるすべての者を救う力があるのか、と疑問に思う方もおられるでしょう。

 聖書は、このイエス・キリストには罪がなかった、それゆえわたしたち罪人の身代わりとなって神から罪の罰を受けることができたと教えています。けれども、聖書が教えるのは、キリストには罪がなかった、ただこのことだけではありません。
 十字架にかかったのは罪なきただの人間ではない、永遠の神のひとり子が十字架におかかりになったと教えています。マルコ福音書が1:1で「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」と書くとおりです。
 永遠の神のひとり子、これほど尊いお方はおられません。ヨハネ福音書1:3は「万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった」と書いています。神の言、すなわち神のみ子によって万物は造られました。この方が罪の償いとしてご自身をささげてくださったのですから、その死に永遠の価値と意義があるのは当然です。

 万物の創造に責任を持ったお方が、万物を救うために人となり、罪なき生涯をおくり、十字架において、ご自身を罪の償いとしてささげてくださった。ここに神の救いがあります。これが福音です。どうかキリストにおいてあらわれた神の救いに信頼してください。

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