あさのことば 2007年6月22日(金)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(草加松原教会牧師)

千ヶ崎基(草加松原教会牧師)

メッセージ: 見ずに信じる

 いかがお過ごしですか。草加松原教会の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に目を向けていきましょう。

 ヨハネによる福音書20章27節に、復活されたイエス様がトマスという弟子に対して語られた言葉が記されています。
 「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」。

 教会に初めて来られた人から、「神様は本当にいるのか」、「イエス様は本当に復活をして今も生きているのか」、「それならその姿を見てみたい。そうすればすぐにでも信じるのに。」と言われたことがあります。神様がいるのであればその姿を見せて欲しい。イエス様が生きているのだったら目と目を合わせて話がしてみたい。そうした気持ちを持っておられる方は意外と多いのではないかと思います。トマスという弟子も、「自分はイエス様の姿を見れば信じる」と言いました。イエス様は、そのように疑い深いトマスの前に現れて、御自分が生きておられることを現して下さいました。それならば、「私たちにも現れてくれるはずだ」と考えがちですが、イエス様は次のようにも語られました。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである」。

 イエス様の言葉のみに信頼して生きる。それが信仰です。私たちの肉体の目にその姿は見えなくても、イエス様は聖書の御言葉を通して、絶えず私たちの心に語りかけて下さいます。イエス様の語りかけに心の耳を澄ましましょう。必ず応えて下さいます。

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