あさのことば 2006年4月21日(金)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

風間義信(江古田教会牧師)

風間義信(江古田教会牧師)

メッセージ: 「ゼロ」と「レイ」

 ごきげんいかがですか。江古田教会の風間義信です。

 しばらく前の電車広告で、ゼロとレイはどちらが小さいでしょうかという問いかけがありました。3、2、1と数えてきて、次の数字ですが、これをゼロと呼ぶ人とレイと呼ぶ人がいます。今日ではどちらもよいようですが、そもそも、ゼロは外国からきた読み方のようで、日本ではレイだったようです。そしてゼロは全く何もないということを表わすのに対して、レイは極めて小さいと言うことだそうです。そうしますと、ゼロとレイでは全く何もないゼロの方が小さいということになります。

 なぜこのようなことを申し上げるのかといえば、私たちが神様に救われるというのは、まさにゼロからの救いだからです。ところが、どうでしょうか。私たちにはプライドがありますので、そんな全くないなどということはひどい、たとえ極めて小さかったとしても良いこともしていると思えます。でもこれは私たちの感覚です。

 聖書は「わたしたちには優れた点があるのでしょうか。全くありません。」(ローマ3:9)と教えています。それは神様の教えをまもることによって要求を満たすことができないと言うことです。でもただ1人、お出来になり、満たされた方がおられます。その方こそ、イエス・キリストです。出来ない私たちのためにイエス様が代わって行なってくださり、要求を満たせない私たちの罪のために十字架にかかってくださいました。このことを素直に認めるところに、信仰の喜びが生まれてくるのです。

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