キリストへの時間 2004年10月17日放送    キリストへの時間宛のメールはこちらのフォームから送信ください

泥谷 逸郎(山田教会牧師)

泥谷逸郎(山田教会牧師)

メッセージ: 心の罪が除かれるとき

 おはようございます。山田教会牧師 泥谷逸郎です。

 ここのところ、ときどきびっくりするような恐ろしい事件が起こります。約10年前には東京の地下鉄でサリン事件が起こり、私たちはテロの恐ろしさを知りました。3年前には、忘れもしない9月11日に、ニューヨークでは旅客機を二つの大きなビルにぶっつけて破壊してしまう恐ろしいテロ事件が起こりました。日本でも、凶悪な犯罪がしばしば起こり、しかも低年齢化しているので、私たちは驚き、今後どのような世の中になるだろうかと不安にかられます。今年になってからでも、佐世保の小学校では、6年生の女の子が同級生の女の子を校舎の中でカッターナイフで切り殺したという事件がおこり、世間を騒がせ、子を持つ親は自分も加害者の親になるかもしれないという不安一杯です。

 これらの事件のニュースを聞くと、私たちはどうしてこのような恐ろしい犯罪が起こるのだろうか、と思います。人々は、真剣に考えて、いろいろと答えを見出そうとしています。しかし、私は人間の造り主であられる神さまに、まことの答えがあると思います。神の御言葉である聖書が、根本的な答を与えていると私は信じます。聖書によると、これらの犯罪の根本原因は、人の心にあります。人の心の奥底から解決しない限りは、言い換えますと、霊魂から解決されない限りは、問題は根本的には解決せず、なお今後も続くと思います。人々は、真剣に考えて、いろいろと答えを見出そうとしています。しかし、私は人間の造り主であられる神さまに、まことの答えがあると思います。神の御言葉である聖書が、根本的な答を与えていると私は信じます。聖書によると、これらの犯罪の根本原因は、人の心にあります。人の心の奥底から解決しない限りは、言い換えますと、霊魂から解決されない限りは、問題は根本的には解決せず、なお今後も続くと思います。そして、恐るべき事件は、さらに低年齢化して小学校低学年から、さらに幼児にまで降っていくかもしれません。

 人はどうして悪を行い、犯罪を犯すのでしょうか。聖書によって神さまが教えてくださっているのはこうです。それは、神さまの存在を認めず、神さまを押しのける罪深い邪悪な魂に問題があるということです。神さまは、人を御自分のかたちに似せて造られました。人の霊魂には神さまに関する知識が刻み付けられています。ですから、人は本能的に神さまを知っています。知っているけれども、そのことを認めず、神さまを畏れず、「礼拝もせず、毎日神さまに守られていることを感謝しようともしません。」そして、「神さまがどのようなお方か、また何を求めておられるかについてばかげたことをかんがえるようになりました。」「その結果、心はくもり、何が何だか、分からなくなり」、「神さまなんて信じない。自分は賢い」と言い張るようになり、実は全くの愚かな人になってしまいました。その愚かしさは、「永遠に生きておられる神さまを拝む代りに、木や石や、鳥や獣や蛇、あるいは、」英雄や偉人や死人などの偶像を作り、それらを神にしました。」そして、神様が造られたものに向って祈りながら、それらをお造りになった神さまには祈らず、従いもしなくなりました。

 私たち人間は、生まれつき邪悪にのみ傾く性質を持っています。それを何時から持っているかというと、神さまは「おまえは、咎のうちに産み落とされ、母がおまえを身ごもったときも、お前は罪のうちにあった」と教えてくださっています。人の前には罪のない、無垢な幼子であっても、神さまの前には母の胎に宿ったときからずっとある時点まで、邪悪な罪の性質を持ち続けるのです。ある時点にまでに到達しない人間に、人は自分の邪悪な性質である罪を表わし、細々とした悪から段々と大きな罪を犯すようになり、遂には恐るべき犯罪を犯してしまうのです。すべての人は、ある時点までは、大なり小なり、心の中で、また実際に口や手や足を使って罪を犯しています。人の生涯の中で、ある時点が早い程、その人は幸いです。その時点とは、聖書を通し、キリスト者を通し、あるいは教会を通して、イエス・キリストに出会い、キリストを救い主なる神さまとして信じるようになる時点です。キリストを信じて自分の邪悪さを認めて悔い改めるなら、その時点までに犯した私たちの大小様々な罪の一切が赦されます。キリストは、私たちの罪と邪悪な行ないに対する神さまの恐るべき怒りから救ってくださいます。イエス・キリストを信じるとき、霊魂は全く新しくされます。これによって、私たちは邪悪な行いをしなくなるのです。要するに、キリストによる一人一人の魂の再生が必要です。

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