あさのことば 2004年12月1日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 「イエスでさえ」


 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。

 イエス様がおよそ30歳になり、いよいよ救い主としてのお働きを始めようとされたとき、誘惑する者が現れ、イエス様のお働きを阻止しようと幾つかの誘惑の罠をしかけてきました。もちろん、イエス様はそれに打ち勝って、救い主としてのお働きをなさったわけです。

 実は、そういう誘惑やイエス様のお働きを阻止しようとする動きや力は、イエス様の生涯の生涯の間ずっとあったと言ってもいいのです。誘惑だけではありません。試練もあれば、心の葛藤もあれば、悲しみや疲れもあったのです。

 イエス様でさえそうなのですから、当然一人一人誰でも神様にお従いしようとするとき、あるいは信仰をもって歩もうとするとき、誘惑もあれば、試練もあれば、心の葛藤もあれば、悲しみや疲れ、そういうものもあって当然です。ですから、試練や誘惑や、色々なことが起こってきたとき、やはりこの道は間違いだったのとか、キリスト教を信じていくことでは解決にならないのとか、そういう思いをいだいてはならないわけです。それでは、まんまと誘惑にのってしまっていることになります。

 むしろ、イエス様と同じように、誘惑にあい、試練と戦い、心の葛藤も覚えながら、しかししっかりと歩んで行かれたことを見習い、しっかりと歩んでいきたいと思うのです。それを励ますために、聖書には次のようなことも記されています。イエス様のことについて、《御自身、試練を受けて苦しまれたからこそ、試練を受けている人たちを助けることがおできになるのです。》

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