あさのことば 2004年10月1日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀 昇(東洋宣教教会牧師)

小堀 昇(東洋宣教教会牧師)

メッセージ: いのちの門


 お元気にお過ごしですか。東洋宣教教会の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
 私は正に偏差値教育の真っ只中を中学、高校、大学と進学しました。少しでも人より良い点を取ろうと、合格の狭い門を目指して、必死になって勉強しました。

 キリストも言われました。「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。しかし、命に通じる門はなんと狭く、その道も細いことか。それを見いだす者は少ない」(マタイ7:13−14)。

 この御言葉を読むと、天国に行く道も勉強と同じで細く狭い道である。だから、努力をして、自分自身を打ち叩いて、修養を積んで、人々からも認められて、何とか狭い門から天国に入るのだ。そのようなイメージをもってしまいます。
 しかし、もし天国の門をくぐるのに、また救いに与るために、自分自身で一生懸命に努力をして、色々とチェックされ、試験をされ、適性検査をされて、やっと合格だとするならば、これは大変な事です。生まれつき勉強に苦手な私などは途中で諦めてしまうでしょう。
 では「狭い門」とは何を意味しているのでしょうか。私達の資質、品性、努力に於いて狭いということなのでしょうか。そうではありません。それは、唯一つ天国に行くためにはキリストという門をくぐらなければならないという、狭さなのであります。

 キリストは言われました。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」(ヨハネ14:69)

 例え私達が不十分な者であったとしても、キリストを信じるならば、誰でも天国に行くことができます。条件は唯一つ、キリストという門をくぐることです。どうぞあなたも、キリストを信じて、天国への道を歩んでいって下さい。

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