あさのことば 2004年7月21日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

今井 献(東京教会牧師)

メッセージ: 人生設計


 いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
 マタイ福音書6:25以下に有名なイエス様の説教が載っています。

「だから言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、・・・思い悩むな。・・・空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めることもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。・・・だから明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の労苦は、その日だけで十分である。」

 人には、置かれた境遇により、いろいろな生き方があります。人生設計という言葉があるように、将来を見据えて今を生きることは大切なことです。

 けれども、ここでイエス様は、先のことをあれこれ考えない、明日のことさえ心配しない生き方のあることを教えておられます。ただし、これは怠けて過ごすことを勧めているのではありません。
 神に信頼する生き方です。時は神様のものであり、人にはどうすることもできません。過去の失敗はいくら悔やんでもやり直しができません。それと同じく、1年後のこと、いや、明日のことも、本当は人にはどうすることもできません。神の手の中にあることだからです。
 それゆえ、この神をわたしの神、わたしの天の父とすることが明日のために一番よい備えである、もっとも確実、計画的な生き方であるということをイエス様は教えたいのです。

 天の父が鳥を養っておられるなら、鳥よりすぐれたわたしたちの必要を満たしてくださるに違いありません。イエス・キリストを信じ、神を天の父としてください。

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