あさのことば 2004年4月6日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

三川 栄二(稲毛海岸教会牧師)

メッセージ: 弟子の足を洗う主


 いかがおすごしですか。三川栄二です。
 今週は受難週といって、イエス・キリストが十字架にかかって死なれたことを覚える1週間です。

 主イエスは弟子たちと最後の食事をされました。そのとき腰に手ぬぐいをまとい、たらいに水を汲んで、突然弟子たちの足を洗い始められたのです。当時足を洗う仕事は、奴隷がするいやしい仕事とされていました。だから弟子たちは互いに押し付けあって、だれもしようとしませんでした。そこで主イエスが弟子の足を洗い始められたのです。
 しかしそれは弟子たちに「謙遜」を教えるために、主が見本を示したということではなくて、いやしめられ、軽蔑されながら奴隷として生きることを無理強いされていた人々と、主が同じになられたということを意味していました。単にへりくだられたというのではなくて、人間の最も低いとされるところまで降りて、一番下の底辺に生きることを強いられた人々と共に生きてくださったということでした。

 主イエスは、わたしは「仕えられるためではなく仕えるため、自分の命を献げるために来た」と言われました。マタイ20章28節です。仕えるとは、相手に自分を献げることです。そして自分の命によって相手が生きる者となるように、自分を与えるのです。主イエスは、そのために十字架にかかってくださいました。自分の命を与えることで、わたしたちを生かすためでした。自分の命を献げるために来られた主イエスにあなたも出会ってください

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