あさのことば 2004年1月23日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉 安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 聖書の不思議


 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。

 聖書は本当に不思議な書物です。新約聖書と旧約聖書の両方ならば、2000年近くに渡って、時代を越え、国を越え、人々に救いをもたらしてきました。そして、現代でも変わることなく、なお人々に語りかけ、救いをもたらしているのです。
 この聖書は、旧約聖書、新約聖書、合わせると66巻からなっています。それら一巻一巻は、紀元前1500年位から紀元後100年位の間に書かれたものです。しかもその一巻一巻の著者も、イスラエルの王だったり、羊飼いだったり、預言者だったり、またもとは漁師だったり、税務署の役人だったり、全部で30人以上の人が書いたものです。
 ですから、聖書が書かれたのも、1500〜600年もの時代を越え、国を越えていますし、30人以上の様々な著者がいたわけです。それでも、不思議なことにテーマも内容も矛盾無く、ちゃんと一つの聖書としてまとまることができているのです。本当に不思議です。やはり、背後にあってすべてを導いておられる神様がいらっしゃるからだとしか思えないのです。そうでなければ、こんな不思議なことをどうやって説明できるでしょうか。

 それでも、アメリカのある神学者は言いました。「聖書が神のことばであることの最上の証拠は、聖書の表紙と裏表紙との間に見出される。すなわち聖書はそれ自身を証拠とする」。

 やはり聖書を実際に読んでいただく、あるいは学んでいただく、それが何よりかと思います。時には分かりにくく、また忍耐を必要とすることもあるかもしれません。けれども、地道に学び続けるならば、聖書そのものが、それが神の言葉であることを示してくれるでしょう。

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