2019年9月27日(金) 2コリント5章 正しさは神から与えられる


罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。(2コリント5:21)

 私たちは常日頃、正しい自分、間違っていない自分でありたいと願い、「あなたは間違っていない」という肯定の声を得るために、いろいろなことを頑張って、より良い自分を目指して歩んでいます。その背後には、そうしなければ神から罰せられ、見放されてしまうかもしれないという恐れがあるのかもしれません。私たちは、人の前でも神の前でも、何とか自分の欠けを補って、恥となるものを取り繕うことを試みます。

 しかし、聖書は一貫して、私たちがそのように罪や欠けを取り繕うのは無理だと語ります。私たちは自分の実感や想像をはるかに上回る罪人です。けれども、そのような私たちを、神はキリストを通して、正しい者として受け入れて、神の義を与えて、愛してくださいます。

 頑張って正しいわたしに変わるのではなく、また、自分は正しく間違っていないという思い込みで自分を支えるのでもありません。間違っているこのわたしを赦し、受け入れて、キリストの義を与えてくださる神の深い愛によってこそ、私たちは正しいと認められ、新しい自分へと変えられていくのです。