2019年3月2日(土) 申命記4章 御言葉に聞こう


主は火の中からあなたたちに語りかけられた。あなたたちは語りかけられる声を聞いたが、声のほかには何の形も見なかった。主は契約を告げ示し、あなたたちが行うべきことを命じられた。それが十戒である。主はそれを2枚の石の板に書き記された。(申命記4:12-13)

 申命記の中心のひとつは十戒の命令にあります。その第二戒では、見える形を通して神を礼拝することが禁じられています(申5章8節)。

 主は語りかける神です。主は何にもまして御言葉の神です。見える形はありません。ですから、私たちが主と出会うのは御言葉によっています。「イエスはお答えになった。『「人はパンだけで生きるものではない。神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と書いてある』」(マタ4章4節)。

 では、いつ御言葉に聞くのでしょう。申命記を読んでみると、「今日」という言葉が実に多く出てきます。私たちは、今日、御言葉によって主と出会うのです。その一番良い例はルカによる福音書に出てきます。マリアは「今日」という日に主の足もとに座って、その話に聞き入っていました。それをとがめるマルタに「しかし、必要なことはただ一つだけである」とイエス・キリストはおっしゃいました(ルカ10章42節)。

 形を像にしてはなりません。そこに悪の根源があるのです。ですから、主の御言葉にこそ聞きましょう。