2019年1月7日(月) 民数記17-18章 罪を贖うための働き


アロンは、モーセの命令どおりに行い、集結している人々の中へ走って行った。疫病は既に民の間に広がり始めていた。アロンが香をたき、民のために罪を贖う儀式を行い、死んだ者と生きている者との間に立つと、災害は治まった。(民数記17:12-13)

 イスラエルの民が再びモーセとアロンに反逆したため、主は疫病の裁きによって民を滅ぼそうとなさいました。しかしこのとき、祭司アロンの犠牲的な贖いの働きによって、共同体は全滅を免れました。そして、主はこの後、18章で、罪の贖いのための祭司の責任と神殿で神に仕えるレビ族の責任について教えられます。

 私たちはイスラエルの姿を通して、悔い改めず、何度も罪を繰り返す人間の罪深さを改めて覚えさせられます。真に、「正しい者はいない。1人もいない」(ロマ3章10節)と聖書が語る通りです。

 しかし、だからこそ、神は罪を贖うための手段をイスラエルに示し、祭司やレビ族を与えてくださったのです。そして、最後には永遠の大祭司としてイエス・キリストを与えてくださいました。キリストは「御自身の血によって、ただ一度聖所に入って永遠の贖いを成し遂げられたのです」(ヘブ9章12節)。

 私たちは、キリストの祭司としてのお働きのゆえに、罪を贖われ、和解の恵みに入れられています。絶えず罪を悔い改め、和解の恵みの中を歩みましょう。