2018年12月26日(水) 詩編37編 主に信頼し、善を成す


無垢であろうと努め、まっすぐに見ようとせよ。
平和な人には未来がある。
背く者はことごとく滅ぼされ
主に逆らう者の未来は断たれる。(詩編37:37-38)

 「悪事を謀る者のことでいら立つな。不正を行う者をうらやむな」(1節)。悪事によって世の成功を収めている人にいら立つことと、そのような生活をうらやましく思うことは、紙一重です。

 詩人は悪事にひかれることなく、善い歩みに留まるために、ふたつの真理を伝えています。ひとつは神に背く歩みに未来はないということ。もうひとつは、神に対し無垢であろうと努める道にこそ未来があるということです。

 「無垢」とは、神の御心に対し、正直にまっすぐであろうとする生き様のことです。「正直者が馬鹿を見る」などと言われることがありますが、神に対し無垢であろうとする者が馬鹿を見ることは決してありません。神は、正直にまっすぐに神に従おうとする人の「一歩一歩を定め、御旨にかなう道を備えて」くださっています(23節)。

 この道は確かに祝福へと続いています。究極的には、それは天国の祝福ですが、詩人は、地上での日々に、神の救いと祝福を期待してよいと教えます。まっすぐに主に信頼し、主に喜ばれる1日を始めましょう。