2018年12月25日(火) ルカ2章8-20節 神に栄光、地に平和


すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
「いと高きところには栄光、神にあれ、
地には平和、御心に適う人にあれ。」(ルカ2:13-14)

 最初のクリスマスの夜、天使たちによる賛美の歌声が夜空に響きました。「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ」。

 主イエスの誕生によって、神の栄光が現されました。「主の栄光」が照らしたのは、羊飼いたちでした(9節)。彼らは、職業柄、律法や礼拝を十分守ることができませんでした。しかし、その彼らの上に主のご臨在を示す光が射し込んだのです。そうして、貧しい者を憐れみ、救い出そうとされる神の栄光が現されました。

 主イエスは、地上に平和をもたらすためにお生まれになりました。この点で、主イエスが良い羊飼いであり、主イエスによって永遠の平和が確立されることを思い起こします。主イエスと共に生きるところに真の平和があります。

 その平和を享受する「御心に適う人」とは、立派な人ということではなく、羊飼いたちのように神からの一方的な恵みを受けた人びとのことです。羊飼いたちは主イエスと出会った後、神をあがめ、賛美しながら帰って行きました。私たちもこの賛美の輪に加わりましょう。