2018年12月15日(土) 民数記2章 臨在の幕屋の周りに


主はモーセとアロンに仰せになった。
イスラエルの人々は、それぞれ家系の印を描いた旗を掲げて宿営する。臨在の幕屋の周りに、距離を置いて宿営する。(民数記2:1-2)

 臨在の幕屋が建てられ、その幕屋を囲むようにして宿営すべきことが教えられています。幕屋は主なる神の臨在を示すのであり、イスラエルの民の中心に主がおられることが形であらわされます。

 幕屋のすぐ周囲に祭司とレビ人が氏族ごとに宿営します(1章53節)。共同体は、さらにその周囲に部族ごとに宿営します。幕屋の正面である東側に3部族、南側、西側、北側にもそれぞれ3部族が宿営します。

 荒れ野を行進するときにも、その順序は変わりません。先頭が東側3部族で、南側3部族がそれに続きます。次に、ここでレビ人に囲まれて幕屋が行進し、それに西側3部族が続き、北側3部族が最後を行進します。こうして行進に際しては、主の幕屋が民の中央を進んで、民の中心に神がおられることがあらわされます。

 神の民は、民と共におられる神ご自身を土台とし、礎としています。キリストの名によって集まる群れの中に、今も主は共におられます(マタ18章20節)。今日の教会も、主を中心として建て上げられ、主を中心にして歩む共同体です。